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2008年7月 6日 (日)

The water is wide / 悲しみの水辺

私がピアノ弾き語りで良く歌う曲の一つが
カーラ・ボノフの「The water is wide 」( 悲しみの水辺)です。
バック・コーラスにはカーラ・ボノフが憧れたというジェームス・テイラーが参加しています。


この曲は元々ケルト地方の伝承曲(アイルランド民謡)で作者不詳だそうです。
(イギリス民謡という説もありますが.....)
60年代にピーター・ポール&マリーが「There is a ship」という曲名で発表し有名になりました。


以後、ボブ・ディラン、カーラ・ボノフ、ヘイリー、シャルロット・チャーチ、白鳥英美子、藤田恵美、ルクプル、竹内まりやなど100を超える位のさまざまなアーティストによりレコーディングされています。
最近では「TOXIC Audio」という米のアカペラ・グループのバージョンがトヨタ自動車のCMでも使われていました。

◆○◆○◆○◆○◆○◆○◆○◆○◆○◆○◆○◆○◆○◆○◆○

The water is wide, I can't cross over
And neither have I wings to fly
Give me a boat that can carry two
And both shall row, my love and I

Oh love is gentle and love is kind
The sweetest flower when first it's new
but love grows old and waxes cold and fades away
like morning dew

There is a ship and she sails the sea
She's loaded deep as deep can be
But not as deep as the love I'm in
I know not how I sink or swim

The water is wide, I can't cross o'er
And neither have I wings to fly
Give me a boat that can carry two
And both shall row, my love and I
And both shall row, my love and I


向こう岸は遥か遠く
翼の無い僕にはとてもたどり着けない
僕らを運ぶボートがあればいいのに
そうすれば僕らは二人で漕ぐだろう
僕と、そして僕の愛する人で

あぁ、愛は優しく、温かい
愛の始まりは甘い花の香り
でもその輝きはいつか失わせてしまう
まるで朝露のように

海を進む船は
積み荷のせいで水中に深く沈んでいる
それだってこの愛の深さには到底及ばない
あまりの深さに僕は泳ぐことも沈むこともできない

◆○◆○◆○◆○◆○◆○◆○◆○◆○◆○◆○◆○◆○◆○◆○

この曲の訳詞は数多くありますが、これは特に表現がきれいなので載せてみました。


ケルト人はヨーロッパ大陸の先住民でありながら、ゲルマン人の圧迫を受け、やがてローマに征服されます。
こうした背景を見ると「向こう岸は遥か遠く」という冒頭の訳詞から、迫害を受ける度に海を渡り続けなければならなかったケルト人の悲しい恋の歌であると想像出来ます。

という事をふまえて、何だか物悲しく切ないこの曲を是非聞いてみて下さい♪

   


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コメント

よくSally姫が弾き語りしていますが、あの曲はアイルランド民謡がオリジナルだったのですね。アイルランド人には反英感情があるのを知っていましたが、サッカーでドイツ戦で異様な頑張りを見せたのは、ゲルマン人に圧迫された歴史のせいなのか?

昨年暮に渋谷Bunkamuraでアイルランドから来た「ケルティック・ウーマン」のライブを聴きましたが、ひょっとするとこの曲も演じたかも知れません。(日本で有名な曲は荒川静香のBGMだったYou raise me up.でしたが)

投稿: マサオ | 2008年7月 6日 (日) 22時51分

久々の洋楽話題でありますね(苦笑)。

カーラ・ボノフは今年春頃、ビルボード・ライブに出ていたようですが、その際も一緒だったケニー・エドワーズb.&g.が彼女にとってのキーマンと言われています。

LAの有名なトルバドゥールというライブ・スポットの名はご存知と思いますが、1957年オープンされたここでは、60年代後半~70年代にかけてウェスト・コースト系シンガー・ソングライターやロック・バンドの登竜門として、多くの歴史が語り継がれておりますね。
・バッファロー・スプリングフィールドが初めてライブをやった。
・リンダ・ロンシュタットはウェイトレスのバイトもしていた。
・ジェームス・テイラーがソロデビューを飾った。
・カーリー・サイモンはキャット・スティーブンスの前座で登場し、見に来ていたジェームス・テイラーと初めて出会い→結婚(→離婚)。
・ここでグレン・フライがドン・ヘンリーに声をかけた→イーグルス結成へ・・等等。

そのトルバドゥールにカーラ・ボノフは駆け出しの頃姉とのデュオで出演し、当時リンダ・ロンシュタットのバンド=ストーン・ホニーズのメンバーだったケニー・エドワーズが、それを聞いてカーラの才能に注目。そんな関係でリンダ・ロンシュタットがカーラの曲を歌ったことで、メジャー・デビューに繋がった・・。

やはりこのギョーカイは本人の才能・努力+人脈に恵まれる運=成功という訳なんでしょうね。

しか~し!今年のセ・リーグのペナント・レースは、オール・スターを前にして決着してしまったような。果たして五輪期間中にでもメイク・ミラクルのような波乱が起きるのでしょうか?

投稿: 関内ボランティア音楽事務所 | 2008年7月 9日 (水) 13時53分

「The water is wide」が僕は大好きです。
この曲には、そんな歴史があったんだと、勉強になりました!

ありがとうございます!!

投稿: 鈴木竜太 | 2009年3月30日 (月) 18時22分

Moe Keale が唄っているのを聞き懐かしく思い、ウクレレで演奏してみましたが、コードがいまいち分かりません。The water is wide のコード譜ありましたら教えてください。

投稿: Y.Taniguchi | 2013年3月 9日 (土) 14時57分

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